「妖精姫の花嫁修業」

■感想メモ。
「妖精姫の花嫁修業」(月本ナシオ・一迅社文庫アイリス)
妖精姫の花嫁修業 (一迅社文庫アイリス)
 幼い頃から妖精と共に暮らし、虹の谷に祝福された王女・フィリアナ。ある日彼女は「新しい家族が出来る」と言われ、人間界に帰ることに。そこで出会ったのは、美しい青年伯爵・ライルだった。だが、冷ややかな眼差しと共に「貴女には王子の花嫁になってもらう」と宣言されたフィリアナは、ライルの厳しい花嫁修業を受けることになってしまい―?淑女への道はいばら道!?元気いっぱい妖精姫と偏屈伯爵の花嫁修業ラブファンタジー。

 フィリアナとライル、試行錯誤しながらもふたりの距離が徐々に近づいていくさまは見ていて楽しかったです。特にライルの不器用さはいいですね。
 しかし全体的に駆け足と言うか描写不足な感があり……。例えば、フィリアナが序盤老人口調から普通の女性口調に変化してたのがちょっと唐突に感じられたりだとか、陰謀や王子様についてはあっさりしすぎだったりとか。王子はふたりについてきちんとした判断を下したのに、その少しあとの場面では未練を見せたり、中途半端に優柔不断ですっきりしないなぁと。

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「グッドナイト×レイヴン」

■感想メモ。
「グッドナイト×レイヴン」(深沢仁・このライトノベルがすごい!文庫)
グッドナイト×レイヴン (このライトノベルがすごい! 文庫)
 息をするようにスリを行う無気力少年・鈴人。女装癖のある美少年・遊。スピード狂の無口美少女・倉日。知り合いですらなかった3人だが、怪しい男・ワタリヤにはめられ急ごしらえの怪盗チームとなる。一回7万円、実働時間は1時間以下。微妙にイリーガルな匂いのする報酬とスリルに釣られ、盗みを重ねるうちに相性最悪だった3人の距離も近づいていくが、同時に不可解な盗みに隠された意味にも気づきはじめ…。

 あらすじから、もう少しスリル溢れる犯罪行為のようなものを想像していたのですが、思いのほか(誰かに見咎められることがないという点において)安全なお仕事。淡々とした文章も相まって、緊張感はあまりありませんでした。作中の言葉を借りれば「ファンタジック」な設定も、その一因になっているのかも。全体的にさくさくとした話運びでした。
 主役3人の掘り下げもそこそこ、ワタリヤの過去やその他触れられても浅いため、1冊かけてのプロローグのような印象。次があるなら、3人の家族とかももっと見てみたいなぁと思いました。この1冊ではまだ物足りない感じ。

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「オカルトリック02」

■感想メモ。
「オカルトリック02」(大間九郎・このライトノベルがすごい!文庫)
オカルトリック 02 (このライトノベルがすごい! 文庫)
 元狐憑きの探偵助手・玉藻と、超絶美女の引きこもり探偵・ねえさん、向上心溢れるメンヘラ・イソラちゃん(キーワードは女子力! )。ギリギリのバランスを保っていた三角関係は、意識不明だったイソラの姉・舞花の目覚めと共に、次のステージに移行する――過剰で真摯な愛情が織りなす、混沌とした関係はどこへ向かうのか!? オカルト? マジック? ファンタジー? 夢と現実と過去が絡み合う、未だかつてない物語をご堪能あれ!

 シリーズ第2弾。
 もはやストーリーとか推理とかトリックとか真相も瑣末と言うかオマケと言うかわりとどうでもいいような扱いになっていて、その分、イソラの病みっぷりとか玉藻とねえさんの愛や愛や愛に溢れ切っています。オマケ部分に突っ込みを入れるのは、無粋なのかもしれません。
 読んでいて良く分からないシーン・脇キャラも多いですが、最終的な着地点は綺麗に収まっている不思議。
 不思議で不条理なんだけど、愛に溢れている。読んでると頭がグルグルしてくる作品でした。

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「千の魔剣と盾の乙女8」

■感想メモ。
「千の魔剣と盾の乙女8」(川口士・一迅社文庫)
千の魔剣と盾の乙女8 (一迅社文庫)
 エリシアやナギの姿を見て、自分が置いていかれつつあると焦るフィル。そんなフィルの頼みで、伝説の武器の「タスラム」を探すことになったロックたちは、意外な人物との再会を果たす。その頃、大陸の魔物たちも封印された魔王を復活させるため動きが始めていた。大人気魔剣ファンタジー急展開の第8弾!

 シリーズ第8弾。
 パーティメンバー順番にパワーアップエピソードをこなしていって、今回はフィルの番。なのですが、ホルプのあれやこれ(帯のネタバレが酷い…そして序盤のフラグをしっかり回収)の方がインパクトあって霞んでしまいがちなのが残念。妙にゲームっぽいギミックの神殿や、試練などもありますが、淡々と消化されて行くのであまり危機感はなかったです。
 新キャラをむやみやたらと増やさなかったのは好印象……ですが、ここにきてパーティメンバー=ハーレム要員が増えるとは。その辺収拾就くのかなぁとどうしても思ってしまうのでした。いったい何人を嫁にするつもりなんでしょうか。

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「プリンシアの花姫 雪の伯爵と氷の伯爵」

■感想メモ。
「プリンシアの花姫 雪の伯爵と氷の伯爵」(沢城利穂・一迅社文庫アイリス)
プリンシアの花姫 雪の伯爵と氷の伯爵 (一迅社文庫アイリス)
 妖精王と人間の間に生まれたフローリアは、感情がたかぶると花を出現させてしまう特異体質の持ち主。
妖精界の危機を救うため《ピンククリスタル》を探しに冬の国を訪れた彼女は、伯爵家の兄弟にその力を知られ屋敷に囚われてしまう。伯爵家が所有するクリスタルを譲ってもらうかわりに、毎日大量の花を捧げることになるけれど、彼らにはとんでもない秘密があって――!? 
花の乙女と伯爵家の兄弟が織りなすラブファンタジー!

 妖精界の危機の割にはあまり切羽詰まったような雰囲気ではなく、ピンククリスタルはあっさり見つかり、そこから堂々巡りで話が進まなくなってしまった感。話を進めるのがほぼ、ヒロインのお付きの妖精のうっかりミス。彼女が付いてこなかったらもうちょっとすんなり話が運んでいたのでは?と思ってしまいます。
 花を出現させるヒロインと、花を必要とする兄弟、という関係性は良いのですが、その設定ありきで描写不足を感じることもしばしば。特に兄の方が恋愛感情に至ったのがいつなのか分からない。いっそのこと弟は単なる邪魔役(恋愛関係なし)に留めておけばよかったんじゃないかなーと、最後の決断の場面を見て思ったりしました。

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更新再開&gddd第2回&クニャペ公開してみました

■すっかり1カ月ぶりとなってしまいました!
 夏の間は暑さでばててしまったりで、まったく更新の気力がわかなかったのですが、だいぶ涼しくなってきたことですし、ちょこちょこと記事を書いていけたらなと思います。ロストレの参加シナリオで感想書けていない分も、書き足していこうと思いますー。

■PBM「ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス(略)」の第2回リアも届いています。

A021802「第二章 3/14 確率にして0.075084…」(こしみずアカリマスター)

霊力:9500(+5700)
影響力:7000(+4000)

初回は湖畔でコンダクターをしていたのですが、今回は聞きたいこともあったので、アリストテレス選択肢で。
《雑霊》に取り憑かれた人たちの送迎に付きそいその様子を知るのと、「どういう基準で連れてくるのか」尋ねるアクションでした。
サポートによる裏付けも取れ、知りたいことを知ることができました。おまけの戦闘まで発生してましたが…
描写はかっこいいのにイマイチな強さ(笑)。

しかし今回はそれより何より、「闇カレー」の存在なくしては語れません。
シナリオ掲示板にて、日常アクションで「1人ひとつの具材を持ち寄ってカレーを作り親睦を深める」=「闇カレーの会」の企画を立てさせて
いただいたのですが(元ネタはチャットでの会話)、それがまた、予想以上の結果になりまして……。
リアクションでの描写のため、マスターは実際に同じ材料でカレーを作って完食されたそうで……。
なんか本当に、すみませんでした!orz
そして参加して下さった皆さん、ありがとうございました!

■3DSのDLソフト「いきものづくりクリエイトーイ」を少し前から遊んでいます。
 パーツを組み合わせて「クニャペ」といういきものを作っていくゲーム。使えるパーツは最大20個までという制約の中、思う通りのキャラを試行錯誤で作っていくのがとても楽しいです。
 作成したクニャペが50体を超え、スタッフロールが見られるところまできましたので、現在はちょっと休止中(他のゲームで遊んでいる)だったりしますが。

 版権キャラを色々作ってみたので、ちょろっと公開してみたいと思います。
(さらに…)

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「ブレイブレイド1 遺跡の虚人」

■感想メモ。
「ブレイブレイド1 遺跡の虚人」(あやめゆう・C★NOVELS FANTASIA)
ブレイブレイド1 - 遺跡の虚人 (C・NOVELSファンタジア)
 先の大戦の英雄を讃え、後継者を養成する目的で作られたサーディン聖央学院――その英雄を父に、「勇者」の名をほしいままにする優等生を妹に持つジンは、落ちこぼれ。早々に才能に見切りをつけ、英雄候補生らしくなく振舞う彼に周囲の目は冷たいが、妖精エリスやマイナー学科の変人学生たちとそれなりに学生生活を謳歌していた。そんなある日、研修先の遺跡で少女を拾った事で、生活は一変。「私はあなたのモノです」といい虚人と名乗るその人形めいた謎の少女の正体は?そしてジンの運命は!?

 シリーズ第1弾。
 「勇者」と呼ばれる優秀な妹、妖精、異国の女剣士(巨乳)、そして謎の少女。ヒロイン勢に囲まれて、チート魔剣を手に入れた落ちこぼれ主人公。
 パーツだけ見れば「良くある」設定ばかりですが、ここから主人公がもてはやされるハーレムが始まるわけではまったくありません。ある種のひねくれと皮肉に満ちた展開は、読んでいてわくわくしっぱなしでした。
 周りの人間は、雲の上のような実力者ばかり。しかし自分の弱さを知っているジンにはそれが強みとなって……才能に見切りを付けながらも努力は怠らず、諦めないで進むジンはかなりかっこいいです。
 ジンと別れた面々の出番もこれで終わりではないようで、いったいどのような再会を果たすのか、続きが楽しみでなりません。

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【gddd】第1回リア着&PC紹介など

■ブログを更新できてないままになっていましたが、PBM「ゴースト・ダンス・ダンス・ダンス」(通称:gddd)の初回リアが届きましたので、感想とPC紹介などをつらつら書いてみたいと思います。

PCを軽くご紹介。
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名前:長家 真子(ながいえ・まこ)
性別:女
年齢:29
信条:正義
特徴:凛々しい/異性装/理性的
一人称:私
二人称:男性には「~君」女性には「~さん」
語尾:普通の男性口調

肉体:5
感覚:10(+1)
知性:5(+2)

<<祭主>>ノストラダムス
<<霊器>>本(ノストラダムス)
<<霊験>>神の与えたもう予言

理由・境遇:大霊災を経験した時に。
位置:太もも

その他設定:インバネスコートに鹿撃ち帽、パイプというシャーロック・ホームズ衣装の女性。
「かの名探偵曰く『○○』さ」が口癖。『』の中身はその都度変わる。
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そして、初回リアはこちら。

A011800「第一章 1/12 湖と14人の働き者たち」
A011820「第一章 12/12 かの名探偵曰く、『母は鬼より強し』さ」(こしみずアカリマスター)

霊力:3800(+2800)
影響力:3000(+2000)

アクションとしましては、湖畔のコンダクターに応募して、+αで色々やっていました。
対象となるNPCの五感のうちどれに働きかけるか…というのは初回と言うこともあり勘頼りであり、「視覚」を選んでみたのですが残念ながらはずれ。
この当たり外れにより描写に差が出るということで、外れだったためにそれなりの描写ですが、PCのことはかなり掴んでもらえていたかなという感触でした。
PC設定を考えたとき、紙一重でホームズコスプレの痛い人、みたいになりはしないだろうか…とも思ったのですが、かっこよく描いてもらえたのでほくほくです。
偶然にも同シナリオに参加していたイギリス人PCさん方にも認定してもらえたのが嬉しかったです。
”タンテイさん”という呼称と、個別タイトルがとってもツボ。
自由設定もどこまで通るかな~という不安がありましたが、個別で色々と拾ってもらえてたので、一安心。
でもここからどうするか…というのは悩ましいところではあります。
あと、実はアクションに自分で書いた「かの名探偵曰く~」の台詞が没ってたのがひそかにショックだったり(笑)。共通リアでの台詞と個別タイトルはマスターのオリジナルです……。次は採用されるよう頑張りたいです(笑)。

リア交換はシナリオ問わず、大歓迎です。
ツイッター、遭遇者リストのメールアドレス等でご連絡いただければお送りしますので、よろしくお願いします。

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近況

■最近のPBM・PBW参加状況を右サイドバーに反映させました。
 ここのところ男性PCばかりやっていた反動なのか、ロストレ以外全員女性PCという状態に……(笑)。

 「Rin”G”host」は昨日初回リアが届いています。毎回付くイラスト、今回は初回ということで全員集合。女の子PCにして良かったなぁとしみじみ。
 学園舞台のシナリオですが、蓋を開けてみればPCさんや所属組織などの思惑が思った以上に飛び交っていました。そんな中、陰謀とは縁遠い普通の生徒をやっております。巻き込まれ型PCとして、埋没しないよう頑張れたらなぁと思ってます。

 「ゴースト・ダンス・ダンス」は当初からの予定通り、こしみずアカリマスター担当の湖畔シナリオに行きます。
 こちらも女性PCで、設定をぼちぼち埋めていっているところです。
 ご一緒する方がいましたら、どうぞよろしくお願いしますー。

■ロストレで参加したシナリオの感想です。
「バー『アクア・ヴィテ』にて」(小田切沙穂WR)
 マスターに話した内容に沿ったお酒を作ってくれるソロシナ。メルヒオールで参加しました。
 どういったものにしようかあれこれ考えたのですが、以前青田WRのプラノベでのコメントを参考に、家族の話をすることに。
 実は家族設定はまったくしておらず、プレイングのために即興で作りました(笑)。
 プレイングには家族構成(父母、兄姉双子の弟妹)と簡単な性格しか書いていなかったのですが、全員に名前まで付けてくださった小田切WRに多謝。
 家族に振り回されている様ににやにやしつつ、最後ちょっと温かくなる、そんなノベルでした。

「【Biblio Princess】生贄は頁の上に」(天音みゆWR)
 メルヒオールで参加した通常シナリオ。
 学校で起こる事件を未然に防ぐために潜入する内容となっています。
 なんとメルヒオール以外全員女性PCさんという……もう弄られキャラが定着してきたのでは、などと思ったりしました(笑)。
 プレイングでは推理をちょっと頑張ってみたのですが、推理は当たっていたものの、詰めが甘かったなぁというのが反省点でした。

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「魔法戦争II」

■感想メモ。
「魔法戦争II」(スズキヒサシ・MF文庫J)
魔法戦争Ⅱ (MF文庫J)
 魔法使いの少女・相羽六との出会いをきっかけに、自身も魔法使いになってしまった高校生・七瀬武。彼は、同じく魔法使いになってしまった幼馴染み・五十島くるみ、友人・伊田一三と共にすばる魔法学院に転入し、そこで魔法の勉強をすることになる。魔法にも慣れてきたある日、六が敵コミュニティに囚われた兄・十を救出しに戦乱の中に飛び込んで行ってしまう。武は六を助けるために後を追いかけるのだが、そこで見た光景は、まさに「地獄」そのものだった。魔法使いの血が舞い散り、躍る――!! 
これは、別れた世界に生きる少年少女の運命……現代・本格魔法アクション第二弾!

 シリーズ第2弾。
 前半~中盤以降までひっぱり学園祭がページ数的には多くを割いているのにもかかわらず内容が浅めであるのと、主人公たち主要キャラがバラバラな方向を向き過ぎているのが気になりました。武はやたらと六に肩入れ、六は兄のことしかほとんど考えず、くるみは武に固執するばかりで空回り、伊田は……わりと空気? 特にくるみは人間関係をギスギスさせている要因で、かといって他に何かをなすわけでもなく、”要らない子”と化してしまってます。敵にでも回らないと今後身の置き場が無くなるのでは、と思ってしまいます。
 敵となっている十もそこまで強い印象もなく、話に締まりがありません。あと敵が校内に潜入…というのが学校としては警戒ができていないのか?というのも引っ掛かった点でした。

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