別れ、そして出会い

■仮面ライダーカブトのDVD5巻(17~20話)を見ました。

 17・18話は風間とゴンの話。
 影山くんがすごく変態すぎる……。
 夜道で幼女(ゴン)に襲いかかり、逃げられるものの、後ろ姿を見送りながら、ゴンが持ってたアイスクリームが付いた自分の指を舐めてにやりとしてるとことか。電話ボックスの明かりに浮かびあがるその姿がとても不気味。
 そして再度襲いかかった時の満面の笑顔とか。
 おまわりさん早く来て!!(笑)

 不安になったゴンが風間を女子トイレまで連れて行っちゃうんですが、たまたま入ってきた女性が携帯で110番押した時の音が555のファイズフォンの効果音で爆笑。

 変な要素は多かったものの、結末は物凄く切ないものでした。
 記憶喪失のゴンは、記憶が戻ったら、記憶喪失だった間の記憶を失ってしまうかも……。
 風間とゴン、最後の邂逅は胸にぐっとくるものがありました。

 19話~は新ライダー・サソードこと神代剣登場。
 天道とキャラ被り過ぎ、実は生き別れの兄弟か何かでしょ、と最初思ったけど、やっぱり天道の方が全体的に見れば上回ってる気がしますね。「神に代わって~」は普通の人相手に言うにはちょっと痛い(笑)。天道の「天の道を往き~」はもうすっかり慣れっこですけど。

 神代は「実は家の外にあまり出たことがないのでは?」と思ってしまう箱入り息子で店で買い物すらできないという。なのに町内会のサッカー試合に出てたのがすごく謎なんですが……。ご近所づきあいとかしてるんだろうか……。じいやが全部やってるのかもしれませんが。

 でも世間知らずの俺様一辺倒なわけではなく、自分のせいで警察で土下座までしたじいやのことを気遣ったり、彼のせいで妹が交通事故に巻き込まれて怒る天道に謝ったり、素直さも垣間見えるところはなかなか面白いキャラだなと思いました。
 威張ってる割にはちょっと幼い印象かなぁ。

肷

続編きたる

■以前ここでも紹介したことのあるDSのパズルゲーム「ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート」。
 単語として入力したものがゲーム内にアイテムや人物等として出現し、それを使ってクリアしていくゲームです。
 私が購入したものの、甥っ子がかなり気に入って借りていったままになってたりします。(タイトル画面で)単語入力を色々試す、というだけで延々遊び続けているようです。
 そんなゲームの続編が出ると知りました。タイトルは「スーパースクリブルノーツ」。
 これは買おうかな~と思って良く見たら……「ヒラメキパズル」ではA(全年齢)だったCERO年齢区分がB(12歳以上)になっている……。
 いったい何が……?
 ともかく、甥っ子の年齢が足りてないので、買う確率はだいぶ下がってしまいました。しばらくは詳細情報待ちですかねー。

■テレビをほとんど見ない生活をしていて、見るものといったら日曜朝のスーパー戦隊と仮面ライダーくらい、なんていう状態だったんですが、夏開始のアニメは2本ほど見ています。「夏目友人帳参」と「ダンタリアンの書架」です。前者は1期2期と楽しんで見ていて原作も好きなので超安定。後者は原作既読でキャラデザがだいぶ違ったりするのは当初は気になりましたが、雰囲気とBGMが気に入って見ています。原作が1話完結短編集ということもあり、アニメも1話で1つ(もしくは2つ)の話がきちんと終わるので気軽に見られるところはいいなと思います。
 原作ありアニメは他にも見ようかなと思ってたのはあったんですが、1話見逃してそのままだったりします。あんまりたくさんチェックもできないので、週に2本くらい見るのがちょうどいい量なのかなぁと。

肷

「Are you Alice? 君に捧ぐ世界」

■感想メモ。
「Are you Alice? 君に捧ぐ世界」(諸口正巳・一迅社文庫アイリス)
Are you Alice? 君に捧ぐ世界 (一迅社文庫アイリス)
 『俺の名前は―たぶん、アリス』
 不思議の国に迷い込み、「アリス」となった少年は、イカレたルールが支配する物語の中で「白ウサギを殺す為のゲーム」に参加することになる。白ウサギを追い、泪の池に向かったアリスを待ち受けていたのは、インクと闇が混じりあう狂った悪夢だった。89人目のアリスを迎え、物語は新しい幕を開ける―。

 ドラマCDシリーズのノベライズ第2弾。
 ドラマCDは聴いておらず、漫画版は連載でたまに読んでいて、ノベライズ作者さんが好きなので前作に続いて読みました。
 前作は1巻完結で、しかしすごく途中で終わったために「続きはCD(または漫画)でね!」なんだろうなと思い込んでいたのですが、1年おいての続刊で驚きました。シリーズものだったのか……と。次が最終巻だそうなので、物語の最後まで読めるのは嬉しい限りです。
 前作は登場人物や世界観を覚えるのでいっぱいいっぱいな感じでしたが、今回はだいたい掴めていたのですんなり読めました。作者が力を入れてしまったというだけあって、帽子屋と眠りネズミの(”設定上”だとしても)友情はかなり良かったと思います。かっこよかったのに退場とは勿体ない、眠りネズミ……。

肷

「騙王」

■感想メモ。
「騙王」(秋目人・メディアワークス文庫)
騙王 (メディアワークス文庫 あ 7-1)
 何もせずに朽ち果てるくらいなら、口先だけで手に入れてみせよう。金も力も愛も、そして王座さえも……。
 ローデン国の第二王子であるフィッツラルド。第一王子を後継者にと考える国王からは疎まれ、その第一王子からは頻繁に刺客を送られ、茨の日々を過ごしている。このままでは、漫然と死を待つだけだ……そう考えた彼は決意する。相手が誰であろうと、騙りつくそう――すべては生き抜くために。
 頭脳と口先で自らの運命を変えた、ある少年の物語。

 第17回電撃小説大賞4次選考作。
 主人公が「騙る」相手ごとにシーンがきっちり分けられているので、長編と言うよりは短編の積み重ねのような印象の作品でした。基本的に主人公対相手の1対1で、「騙る」以外の例えば日常描写などはごく少ないので、良く言えば「描く場面をきっちり絞っている」、悪く言えば「他を削ぎ落とし過ぎている」感じ。出番があってもおかしくないキャラクターが話題に上る程度でほぼ出てこなかったり(例えば兄王子など)、脇キャラ同士の交流があまり見られなかったのは物足りなさが残りました。
 「勝者が歴史を作る」ラストは個人的には好みですが、ちょっと回りくどかったかなと。

肷

黒か白か

■甥っ子と二人で「劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム」を見てきました。
 私はポケモンのアニメは初期しか見たことないしゲームもやってないので、いつもは映画も見に行かないのですが、今年は連れていく約束をしていたので、(甥っ子が希望していた)黒の方に行ってきたのでした。
 映画の内容的にはお約束とか山場をしっかり押さえてあって特に言うこともないのですが……とりあえずビクティニは可愛かったです。あとロケット団がサトシたちに会うこともなくフェードアウトで何のために出てきたのか分からなかったくらいですか。
 劇場でポケモンを受け取るためにDSを持って行ったのですが、すれ違い通信がたくさんできそうだったので、電源はほぼ入れっぱなしにしていました。去年のゲーム発売直後にショッピングセンターで2~3時間いただけで20人ほどすれ違えて「田舎なのにすごいなー」と感心したことがあり、今回もそのくらいは……と予想していたのですが、あっという間に40人ほどとすれ違えてかなり驚きでした。恐るべし映画効果。すれ違った人の中にはプレイ時間がそんなに長くない(10時間程度)の人もちらほらいて、結構最近やり始めた人もいるんだなぁと思ったりしました。

■「仮面ライダー龍騎」DVD11巻(41~45話)を見ましたー。

 仮面ライダーインペラー(佐野)が風のような早さで駆け抜けていった……。

 本気で真司をキレさせた割と稀有な存在の佐野くん。
 空気の読めなさとなりふり構わなさが凄かった。
 ライダー全員に対して自分を売り込もうとするし。
 浅倉に対してまで行ったのは感心するけど、北岡さんに紹介状書いてもらうとか(笑)。
 駐車場警備員→社長にクラスチェンジして金を手に入れた後は大金で買収に走ったわけですが、真司&蓮のとこに行ったとき、怒ってスーツケースを閉めた真司の脇でこそっと蓮が蓋を開けて中身(札束)を見てたのに笑ってしまいました。まさかOK出すのかとハラハラ(笑)。
 北岡さんのあしらい方も悪人でいいなぁ。
 「幸せになりたくて」ライダーになったのに、バトルに勝つ前に幸せが別口から転がり込んでしまった。でも今さら戦いから降りられない。
 大金で他人を動かせなくて、金を介さない間柄=友達だと思っていた東條(タイガ)に攻撃され、ミラーワールドから帰れず……。
 最後の叫びが物凄く悲劇的でした。
 キャラ的にはあんまり好きではなかったけど、切なかった。
 でも退場するの早すぎ!

 教授と東條はどっちが先に退場するかなーと思ったら、教授でした。
 東條は「英雄になる」一辺倒なので何だかなーと思っていたのですが、佐野くんへの「英雄になれば他人に好きになってもらえる」という告白で一気に哀れさを感じる存在へ。
 「大切に想っている人を倒せば強くなれる」って相当歪んでますね。
 けど浅倉に軽くあしらわれてるのを見てちょっとすっきりした(笑)。浅倉をこんなに応援した巻は初めてかもしれない……。
 そろそろ東條も次あたりで退場しそうですね。

 大学でメイン4人が鉢合わせして、でもバトルにならずに会議みたいになってたのには笑いました。「真司が馬鹿だと思う人ー」でしっかり挙手する浅倉(笑)。
 この4人実は仲がいいだろ…と思ってしまうんですが。
 北岡さんは病気のことが蓮にバレたけど、あんま支障がなさそうで、最終話くらいまで普通に生き残りそう。
 というか、メイン4人は愛着がわきすぎて、皆生き残って欲しいなぁと思ってしまうのでした。

 ところでDVD特典の視聴者プレゼント集で蓮が妙にノリノリな件について(笑)。
 本編の反動なんでしょうか。

肷

「九十九の空傘」

■感想メモ。
「九十九の空傘」(ツカサ・ガガガ文庫)
九十九の空傘 (ガガガ文庫)
 気が付くと、空色の傘を手に朽ち果てた家の中で立ち尽くしていた少女。自分は誰なのか、なぜここにいるのか――少女の記憶は曖昧だ。誰もいない街を彷徨い、ようやく出会った青年・シグ。少女は自分が人間ではなく、モノに宿る「九十九神」だと教えられる。「きっと、お前は傘の九十九神なんだろう」とシグ。そして少女はカサと名付けられる。人間がいなくなった町を舞台に、置き去りにされたカミ=「九十九神」たちが人間の真似事をして暮らす日常系ファンタジー。

 カサとシグの出会い、そしてカサがシグの仕事を手伝うことになるまでが書かれた、いわばプロローグ的なお話。今のところはメインストーリーめいたものも見えないので、短編集として続けられそうなお話しだな、と思いました。ただカサが九十九神たちの想いを成就させていくだけだとパターン化しそうではありますが。個人的にはシグとカサの関係が好みなので、シリーズとして続けていってほしいなと思います。
 設定もお話も派手さはなく地味なんですが、人のいなくなってしまった世界というのは惹かれるものがあります。世界にもキャラクターにもあるはずの背景をもっと知りたいですが、「記憶を持たない」九十九神の設定では難しいでしょうか。だとしたら、ちょっと残念。

肷

「探偵・日暮旅人の忘れ物」

■感想メモ。
「探偵・日暮旅人の忘れ物」(山口幸三郎・メディアワークス文庫)
探偵・日暮旅人の忘れ物 (メディアワークス文庫 や 2-3)
 音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。目に見えないモノを視る力を持った探偵・日暮旅人は、名字の違う娘・百代灯衣と暮らしながら、探し物専門の探偵事務所を営んでいる。
 そんな旅人を『アニキ』と慕う青年ユキジは、旅人の“過去”を探していた。なぜ旅人は視覚以外の感覚を失ってしまったのか。ユキジが感じる胸騒ぎの理由とは――?
 旅人とユキジの出会いを描く『雪の道』、喫茶店のマスターに起こるささやかな奇跡を描いた『森の調べ』、旅人の秘められた過去に迫る『夢のぬくもり』ほか全5編を収録した、『愛』を探す探偵の物語第3弾。

 シリーズ第3弾。
 今まではほのぼの話、黒い話織り交ぜている感じだったのですが、今回はいい話やくすっと笑える話の中でも旅人の行動がどこかしら策略めいたものを感じさせるので、読んでいて少し不安になりました。ラストでそれが的中してしまうのですが……黒い、黒すぎる。旅人が何をするにせよ、彼を止めたり救ったりできるのは、旅人のことを想い気遣っている周囲の人たちだけだと思うので、何とか最後にはあたたかな結末を迎えて欲しいところです。
 そういえば今回はユキジと旅人の出会い話がありましたが、その中でテイちゃんのこともさらっと触れられているんですよね。あれも次回伏線回収されるのかな、というのが気になりました。次回最終巻、だそうです。

肷

「RPG W(・∀・)RLD9-ろーぷれ・わーるど―」

■感想メモ。
「RPG W(・∀・)RLD9-ろーぷれ・わーるど―」(吉村夜・富士見ファンタジア文庫)
RPG W(・∀・)RLD9  ‐ろーぷれ・わーるど‐ (富士見ファンタジア文庫)
 「畜生!畜生っ!!こんなところで負けるなんてっっ!」
 負けた。完全な敗北だった……。僕―アークが率いるウィドラの軍勢は、”勇者”を気取るユーゴたちに再び(!)敗れてしまった!? しかも勝利に酔うヤツらは、いちゃいちゃとリア充っぷりを見せつけてきたのだ!(特にあのメガネとエルフだ!)何と言う不名誉!!何と言う屈辱!!このままでは、教団を統べる”あのお方”に申し開きが出来ない……っ。
 このままおめおめと、引きさがってなるものか。ユーゴ―貴様と同じように、僕も命を賭けて負けられない理由があるんだ。だから今度こそ、おバカな勇者たちにバッドエンドを見せてやる!!

 シリーズ第9弾。
 前回の逆転劇からの続きで、散り散りになった仲間たちが徐々に集まってくるのはやはり心強いしいいものだなぁと思いました。絶望的な状況からの巻き返しなので、喜びもひとしおですよね。ショウとエルのいちゃいちゃっぷりには吹いてしまいました。ユーゴがどっちかひとりを選べないうちにちゃっかりと……。アークまで恋愛フラグ立て出して、イコール死亡フラグなのでは、なんて思ったり。
 国を巡っての争いが続いていたため、ちょっと忘れかけていましたが、そういえば魔神の封印とかありましたよね!(笑) 出たら出たでかなりのインパクト。せっかくひっくり返した流れをまたどんでん返しされてしまいましたが……。果たして彼らは無事生還できるのか。パーティ外のキャラたちの奮闘に期待したいです。

肷

「異国迷路のクロワーゼ Le cahier d’ Yune」

■感想メモ。
「異国迷路のクロワーゼ Le cahier d’ Yune」(萩原麻里・富士見ファンタジア文庫)
異国迷路のクロワーゼ  Le cahier d’ Yune (富士見ファンタジア文庫 た 9-1-1)
 19世紀末フランス、パリ。近代化の波に取り残された小さな商店街「ロアの歩廊」。その一角にある鉄工芸品店「ロアの看板店」で働く日本人の少女・湯音。フランス語に不慣れな湯音は、ある日曇った窓ガラスに文字の練習をしていた。それを見ていた店主の少年クロードは毎日起こったことを綴れるようにと、1冊の日記帳を贈る。
 クロードや彼の祖父オスカーとの生活の中で、異なる文化に戸惑いながらもひたむきに乗り越えていく湯音の優しい出会いの物語。

 同タイトルコミックのノベライズ。漫画の方は1巻を前に読んだことがあり、アニメは未見です。ノベライズを担当された作者さんの富士見ミステリー文庫での作品(「トキオカシ」)が好きだったので読んでみました。
 原作の雰囲気が良く出ているのと、短編集で読みやすく、また描写が丁寧ないいノベライズでした。原作を知らなくてもとっつきやすいのではないでしょうか。作中でよく取り上げられている日本人とフランス人の価値観や風習の違いは、湯音と私たちの生きる時代の差も相まって、何だか感慨深いものがあります。

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「これからの正義の話をしよっ☆」

■感想メモ。
「これからの正義の話をしよっ☆」(早矢塚かつや・一迅社文庫)
これからの正義の話をしよっ☆ (一迅社文庫 は 4-6)
 守川剣司、十六歳。平凡な高校生活を送るつもりだった少年の前に現れたのは、世界の正義を探求する熱血美少女「祈里」だった。
 正義同好会を結成した二人が問いかけるのは「バレンタイン禁止のお知らせ(゚Д゚;)」。
 学校でのチョコ配布禁止と存続、どちらに正義があるの!?

 正義正義と言いながら、やっているのは主に議論。「バレンタイン中止のお知らせ」をそもそもそんなに真面目に議論する必要あるのかな、と根本的なところに首をかしげてしまいました。その上、生徒会長がその案件を通そうとする理由も手段も常識を疑うものなので……。なんか普通に「正義の味方」としてスカッと解決!みたいな話にした方がテンポ良さそうに思えたんですけども。
 7年前のエピソードがドラマチックすぎて、むしろ生徒会長をメインヒロインにすべき!と思うくらいツボだったんですが(非常識な行動は脇に置いておいて)、「想い出は美化される」なんて言えちゃう主人公が酷い。自分のことを一途に想ってくれてた子に対してそれはないなと……。

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