暑い日々が続きますね

■ここのところの暑さにすっかり参ってしまって、仕事から帰ってもブログを更新する気力がなかったのですが、今日はお休みで余力があったため、一気に更新できました。新刊中心にちまちま崩しているので、本を読むのだけはできてるのですが……(むしろ心の栄養源)。ここのところ、好きなシリーズの新刊が立て続けに出ていて嬉しい限りです。

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「ダンタリアンの書架8」

■感想メモ。
「ダンタリアンの書架8」(三雲岳斗・角川スニーカー文庫)
ダンタリアンの書架8 (角川スニーカー文庫 123-28)
 ある日、ダリアンとヒューイのもとを訪れたカミラ。持参したのは、クリームをたっぷり挟み込んで人気の、缶入りクッキー”ロゼッティ”。中にはカエルが主人公の小さな絵本が入っていた。その表紙の隅には「7」と数字が……クッキーのおまけ絵本は全部で8種類、開けてみないと何が出るかはわからない。そしてダリアンとヒューイは”ロゼッティ”を求めて町に出た!

 シリーズ第8弾は3話収録。
 ダリアン&ヒューイとフラン&ハルの2組が登場する「王の幻書」はハルの翻弄されっぷりにニヤニヤしてしまいました。微妙に気があってるヒューイとフランの掛け合いも楽しかったです。
 「最後の書」は幻書に関係の無いドタバタ劇でしたが、たまにはこういう日常的なお話もいいものです。コレクター魂に火を付けられておまけ目当てに買いあさる気持ちはよくわかります……。でも缶入りクッキーはキツイ。
 書下ろしの「永き黄昏のヴィネット」が一番いつもの雰囲気に近かったですねー。あの人もまた登場の機会はあるでしょうか。脇でちょこちょこ再登場キャラがいたのが懐かしかったです。

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「ブラッド・スパート2―罪人たちの仮面劇―」

■感想メモ。
「ブラッド・スパート2―罪人たちの仮面劇―」(六塚光・幻狼ファンタジアノベルス)
ブラッド・スパート 2 (幻狼FANTASIA NOVELS M 5-2)
 イリステア王国特殊部隊<ブラッド・スパート>の元エース・トロイ。今は保険会社の調査員として働く彼は、高額保険金をかけた貿易商・ビアズリーの妻が殺害された事件を調査することになった。ビアズリーとは十三年前のカルディンガム包囲戦で、因縁のあった人物だった。事件の裏にきな臭い匂いを感じたトロイは、真相を突き止めようとするがーー!? 

 シリーズ第2弾。
 繰り返しはギャグの基本……かどうかは定かではないですが、いったい1冊のうちで何回「折り鶴」ネタをやるのかと思ってたら、最後にまさかのオチがついて吹きました。そんなとこから繰り出してくるとか卑怯すぎる(笑)。でもまぁ、たしかに「言われてみれば」という感じですよね。折り鶴についてそんなこと考えたこともなかったです。
 前回ラストで顔見せしたキャラも動き出し、トロイの過去の因縁が大きくメインストーリーに絡んできて、たいへん面白かったです。敵は搦め手で意地悪く、味方は個性的で頼もしい(相変わらず残虐ファイトなタックス君とかやたら母親扱いされるアイリスとか)。しかし次回波乱の種になりそうな動きも最後にあって、かなり気になる引きでした。3巻でひとまず決着が付くようですが、楽しみに待ちたいです。

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「儚い羊たちの祝宴」

■感想メモ。
「儚い羊たちの祝宴」(米澤穂信・新潮文庫)
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫 よ 33-2)
 夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

 帯に書かれている通り、最後の一行で背筋をぞわっとさせられる短編集。全体的に語り口が柔らかいのに、語られる内容が真っ黒だという温度差が魅力。
 収録作のうち「玉野五十鈴の誉れ」は短編アンソロジーの「Story Seller」で既読でしたが、「バベルの会」というキーワードで繋がりを持たせた他の短編と合わせて読むとまた違った味わいでした。
 個人的にお気に入りは「北の館の罪人」。終盤のひとつのどんでん返しと、ラスト一行でのさらなるひっくり返し方がお見事。加えて、登場する兄弟たちのキャラクターも好みでした。「山荘秘聞」は途中のミスリードがそのまま真相だった方が良かったなと思ったりしました。
 

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「華国神記 奪われた真名」

■感想メモ。
「華国戦記 奪われた真名」(九条菜月・C★NOVELSFANTASIA)
 下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女・春蘭。小さな体で神虎を操り、無表情で尊大に喋る彼女は、自分は真名を奪われた神だと宣言し、4年前に死んだ仲望の兄が犯人なのだからと鄭家に居候を決め込んだ。同じ頃、都では魔物が跋扈し、良家の子女が立て続けに殺される事件が発生。禁軍が出動する事態となっていた。緊迫する街で、とある姉妹を人攫いから助けた春蘭は、都を揺るがす大事件に巻き込まれていく!

 シリーズ第1弾。
 見た目少女な神様・春蘭と、半引き籠りぐうたら官僚・仲望という取り合わせがかなりツボだったのですが、今回はキャラ紹介巻といった様相で、駆け回る春蘭に対して仲望があまり出歩かないため、ふたりでの場面が思ったより少なくて残念でした。「春蘭が街を歩けば新キャラにぶつかる」状態で、話自体もちょっとまとまりに欠けていたかも。彼女の目的への手掛かりも薄めで、今回の事件はあまり関係なさげに見えます。そして色んな相手にフラグ立てまくる春蘭に、逆ハーレムでも作る気かと突っ込みたい気分に。
 しかしながら、事件の真相まで至ると、結構細かく伏線張ってたんだなぁと感心。切なさとやり切れなさの残る話でした。それと、神様から人間の身体になったことで差異に戸惑う春蘭の描写は良かったと思います。次回は仲望をもっと掘り下げて欲しいところです。

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「0能者ミナト2」

■感想メモ。
「0能者ミナト2」(葉山透・メディアワークス文庫)
0能者ミナト〈2〉 (メディアワークス文庫)
  江戸時代──寛延年間に村人すべてを殺戮したという怪異「鏖」。長く封じられていたはずのそれが、眠りから覚めた。総本山、御蔭神道の名だたる手練が犠牲となり、関係者を震撼させていた。
 へそ曲がりで有名な九条湊の仕事を選ぶ基準は、「面白いかどうか」だという。人を跡形もなく吹き飛ばす、前代未聞の怪異──だが湊の腰は重い。皮肉げに「解決してみせるが、期待はするな」と不可解な言葉を放つ湊。
 実はこの事件には恐るべき秘密が潜んでおり──。事態は驚くべき展開を見せていくのだった!

 シリーズ第2弾。
 今回は前作ラストで語られていた「鏖」の事件。2話構成でひとつの事件を扱っています。
 湊と沙耶&ユウキの3人組みの掛け合いも好きですが、バラバラになった状態での子供組の行動が頼もしく思えました。特に沙耶が頑張ってるところが一途でいいなぁと。散らばっていたピースが集まっていって真相が徐々に明らかになる……んですが、湊が夕日をバックに登場するシーンには吹きました。もし挿絵があればより破壊力があったかもしれません。実際あんまり意味なかったし(笑)。
 閑話での大人三人組もボケとツッコミのバランスが取れていて好きです。彼らが組んでいた頃の話もいつか読んでみたいです。

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「スメラギガタリ弐 外道陰陽篇」

■感想メモ。
「スメラギガタリ弐 外道陰陽篇」(宇野朴人・メディアワークス文庫)
スメラギガタリ〈2〉外道陰陽篇 (メディアワークス文庫)
  反乱の首謀者として陰陽寮に身柄を拘束され、裁きを待つ身となった在野の陰陽師・芦屋道代。だが、思いもよらぬ発言で仮釈放の特別措置を引き出す。三枝介や幾多郎、さらには陰陽寮からの監視役を伴って彼女が向かった先は、自らの故郷である芦屋道満に縁の地。一方、そんな道代の後を追って帝都を出奔した夜統は、旅先で雨宮潤という霊媒の少女と出会い、平安の世に名を馳せた二人の大陰陽師へと繋がる雨宮家の宿業に踏み込んでいく。だが、その夜統の後を追って澄香内親王殿下までが皇居を抜け出したことで、多忙な晴見の心労は続々と重なり……。疾風怒濤の第二幕、開演!

 シリーズ第2弾。
 夜統を挟んで二人の少女の諍いにニヤニヤしたり、現場に行けないのに心労だけ絶えない晴見が可哀想に思えたり、現代パートは楽しんで読んでいたのですが、最後の展開が……。夜統が今回は主人公ぽかったなぁと思った傍からこれですか!ますます晴見が気の毒ですが、次回は彼女の直接的な活躍の場が増えればいいなぁと。二つに分かれた陣営のキャラ配置がなかなか面白いです。
 本編合間に取り上げられた人物は芦屋道満。何となく悪役なイメージのある彼ですが、今作では誠実な人柄。なるほどこれなら子孫も濡れ衣を晴らしたくなるだろうなぁと納得。対する安倍晴明はこれまた曲者で魅力的で、善人ではなくどちらかといえば身勝手でもあるのに憎めない、というキャラクター。ふたりの物語も丁寧で惹きこまれました。次回はどんな人物を書いてくれるのかも楽しみです。

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「犬神様かもっ!?」

■感想メモ。
「犬神様かもっ!?」(榛野綾子・一迅社文庫アイリス)
犬神様かもっ!? (一迅社文庫アイリス)
 時は大正九年。神戸から親戚を頼って、横浜の星川神社にやってきた寿々。優しい宮司見習いの従兄・真と再会し、新しい学校に通い始めたけれど、実は寿々は、この街を守る鎮守“犬神様”を降臨させる「犬神憑き」の血を引いていて…!?「この駄犬が」―優しかったはずの真は突如豹変。力を制御し、立派な犬神憑きになるための厳しい特訓がはじまった!ポップな大正浪漫犬耳ファンタジー登場。

 読んでみて、別に大正時代でなくても現代でも良かったんじゃないかなぁと思ったりしました。特に大正時代である必要はなさそうというのと、横文字(グローバルなど)を多用するので雰囲気もあまり出ていない、というのが主な理由です。
 ストーリーもこじんまりとしていて、予想の範囲から出ない印象。キャラも含めて薄味だなぁと。赤城とかはもっと突き抜けてても良かった気がしますが。全体的におとなしい感じでした。「犬」がメインの作品ですが、個人的には猫が可愛かったです。

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555劇場版

■ディレクターズカット版見ましたー。
(さらに…)

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発車オーライ

■ロストレイルのプレイングは提出済み。
 600字目いっぱい埋めようと書いてたらぐだぐだになったのでまとめ直して400字くらいで出しました。
 ついでに登録時に書いたそのままで放置していたPC設定を手直しと追加しようかなーと思ったのですが、文字数制限に近かったので、結局整頓するにとどめました。その代わり、非公開設定をちょこちょこ書き足し。使うことがあるのか微妙ですけどねー。

■「仮面ライダー龍騎」を28話まで見ました。

 新ライダーやっと来たー!と思ったら、

 総集編……!?

 28話。甥っ子が「また最初からやり直しなの?」とがっかりしてました(過去のシーン使い回しが多かったので)。
 オーディン「時間巻き戻して修正するよ!」→過去を変えようとするも未来の記憶が維持できないので変えられない真司
 という流れはいいんですが、結局できたのが「パンチ一発」って(笑)。
 真司に「何もしなくてそのままでいい」と言うくらいなら、記憶を残さないようにすればよかったのに。

 途中で北岡さんに「浅倉が脱獄する」と伝える場面がありましたが、あの時点で「北岡さんがライダーだということを真司が知っている」ことが北岡さんに知れた場合、死んだふりするあたりの話が変わってしまうのでは……と思ったり。

 28話以外は楽しく見ました。
 真司がライダーバトルを止めるためにライダー達を変えよう!と決意したのに上手くいかなくて(そもそも対象が浅倉・北岡という時点で詰んでる)、「深く考えるのはやめにした」ようにしか見えないのがかえって彼らしくて微笑ましいというか。
 あとライダーになりたい!と言ってきた小学生に対し、バトルの大変さを見せようとした蓮もなかなか良かったです。モンスターに苦戦する演技のはずが、乱入してきた人のせいで大変になってましたけど。

 しかし、北岡さんは粘りますね!
 もっと早く亡くなるとばかり……。
 2つ前の巻くらいから「死なないで!」と心配してきたのに健在なので、ちょっと詐欺。
 死亡フラグは立ってるんですが……13人ライダーが揃わないとダメ、という設定からしたら、今のペースだと全員出てくる前に寿命来ちゃう気が。
 吾朗ちゃんは今回も面白かったです。
 吾朗ちゃん不在時に真司が代わりをする回で、北岡さんと真司が出かけた後に帰宅した吾朗ちゃんが、ひとりで真司作の餃子を食べてるシーンに吹きました。しかもわざわざレシピ聞きにくるし(笑)。そこから彼がライダーバトルをはじめて目にするところに持っていくのは上手いなぁと思いました。

 真司&北岡さんの酷過ぎる連携?プレーとか、戦闘は全体的に面白かったです。
 なんかラスボスっぽい人出てきたけど、「13人目のライダーだ!」の前に、8~12人目のライダーをさっさと出すべき。

■拍手お返事
>23日4時
 555は鬱というよりは面白いなーというのが上回っていたので、そこまで凹まなかったですねー。話が暗いと聞いて心構えができてたのかも。リアルタイムで1話ずつ見てたらまた違ったのかもしれませんが。
 龍騎も頑張って最後まで見ます!

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