さむいねむい

■ロストレイルのソロシナリオのアクションは完成済みです。
 いろいろとネタを入れてみたのですが400字弱。600字埋めるのは意外と難しいです。

■どらあわアクション公開企画その5!

 第5回アクションです。

 第4回終了時点で自PCの現在地はコールオ(J)でした。

 [A][B][C][D]
 [E][F][G][H]
 [ I][J ][K][L]
 [M][N][O][P]

 となると、第5回の移動先候補は[F][ I][K][N]になります。
 一度行ったことのあるローム(K)は抜かすことにして、残る3か所に出ているユニオンからの依頼は以下の通り。

ジーニュ(F):新興の村。地域通貨を発行し、独自の経済圏を模索しているらしい。人口100人規模。地域通貨は村自体の政治・経済・産業が基盤となるため、地力のない村であっては早晩頓挫するだろう。なお、この村の主力産業は農業であり、一部にカルト的な人気を誇る「うまい草」の生育に力を入れている。地域通貨策を推進するか、潰すか、いずれかの方法でこの村を安定させてほしい。

ネオ(I):ニューメキシコの賭けごとの盛んな町。人口400人規模。この町で、新たなギャンブルを起こし、町全体の活性化を模索しているらしい。観光とギャンブルの町ゆえ、需要は見込めそうだが、問題はその中身だ。何か画期的なギャンブルを企画し、町おこしに一役買ってほしい。

ヤード(N):メキシコ湾沿いの村。西方から複数匹のドラゴンが東進してくるという噂が流れている。人口300人規模。ドラゴンを仕留めてほしい。

 ……ドラゴン退治のヤードは真っ先に候補から外しました。
 残る2か所は経済か、ギャンブルか。
 うーん、どちらも得意な分野ではありません。
 でもギャンブルの方がまだ考えやすいかも……と悩んだ末にネオ(I)へ行くことにしました。

 しかし、やはりというか、アクションに行き詰ります。
 参考にできそうな情報を求めて、「ラスベガス」と検索してみたり、そして「アメリカ横断ウルトラクイズ」で「”ラスベガス”のカジノのオーナー権 」が優勝賞品だったという話に辿り着いたり、その”ラスベガス”はネバダ州ではなくニューメキシコ州の方で、ネオの元ネタはここなのかなぁと思ったり、クイズの商品だったのが「牛糞ビンゴ」だというのでアクションのネタにしようかと考えたけどやめたり……。
 だいぶ迷走した果てに出来上がったのが以下のアクションです。
(さらに…)

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「サクラダリセット4 GOODBYE isnot EASY WORD to SAY」

■感想メモ。
「サクラダリセット4 GOODBYE isnot EASY WORD to SAY」(河野裕・角川スニーカー文庫)
サクラダリセット4  GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
 「リセットを、使えません」相麻菫の死から二週間。浅井ケイと春埼美空は、七坂中学校の奉仕クラブに入部する。二人は初めての仕事を振られるが、春埼はリセットを使えずにいた。相麻の死をそれぞれに考えるケイと春埼。ケイは、相麻が死んだ山へと向かい…(「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」)。中学二年の夏の残骸、高校一年の春、そして夏―。壊れそうな世界をやわらかに綴る、シリーズ第4弾。

 シリーズ第4弾は短編集+α。
 能力を使わない日常話も良いものです。というわけで、一番ツボにはまったのは「ある日の春埼さん~お見舞い編」でした。お見舞いに持っていくものを真剣に考えている様子や、ケイからメールが来ないか何度もチェックしてるのににやにやしっぱなし。あの後どうなったかを考えると……、もっとにやにやしてしまうのでした。
 本編と関係しているという書下ろし分は新キャラの人がなかなかに個性的で気になりました。キットカット食べたい。
 雰囲気を「サクラダ~」と似せたという短編「ホワイトパズル」はなるほど似たような空気が流れています。こんな理屈っぽい喋りの小学生はいないだろうと思いつつも浦川さん可愛い。こちらも面白かったです。

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果てなく続く道

■どらあわアクション公開企画その4!

 第4回のアクションの前に、シナリオ内ルール”16エリアズ”の説明を簡単にします。
 (分かりにくかったり間違いがあったりしたらすみません…)

 このシナリオの舞台である地域120(アメリカ合衆国)は4×4の16のエリアに分割表示され、各エリア内にはそれぞれ村・町・その他施設(GA本部など)が1か所ずつあります。図にするとこんな感じです。

 [A][B][C][D]
 [E][F][G][H]
 [ I][J ][K][L]
 [M][N][O][P]

 PCたちは毎ターン、この中のどこかのエリアに移動して行動するわけです。
 移動ルールについては育成側、平定側で少し違いがあります。

 育成側
 ・PC個人単位ではなく、育成しているドラゴン単位での移動
 ・数値処理(育成PCによるポイント割り振り)により次ターンの移動先が予め決定される
 ・基本的に1マス移動
 ・PCのみ一度行ったことのあるエリアを素通りできる(仔ドラゴンには適用されない)
 ・同じエリアに続けて留まることが可能

 平定側
 ・PC個人単位で移動
 ・基本的に1マス移動
 ・ただし一度行ったことのあるエリアと、マスターが「もうこのエリアにはイベントがない」と宣言したエリアはマス目の数に関係なく移動(素通り)可能
 ・同じエリアに連続で留まれない

 大きな違いは「移動先が決まるタイミング」と「同じエリアに連続で留まれるか否か」というところでしょうか。
 特に前者は、平定側PCは次ターンに仔ドラゴンたちがどこにいるか(PL情報として)分かっているため、同じエリアを狙ったりすることができるのがポイントです。
 とはいえ、第3回時点での所在地はドラゴン3匹がダイクロン(A)、平定側PCがローム(K)とアンティーヴ(L)であるため、ぶつかるにはまだ時間が必要なわけですが……。

 もうひとつ加えておくべき情報としては自PCに第3回に発行された称号と制約です。
 詳しい説明はこんな感じです。

 称号『八住の懇意』
 すべてのエリアにおいてNPC八住総司郎を呼び出しやすくなります。
 制約『エリア移動1マス』
 「一度行ったことのあるエリアはマス目の数に関係なく移動できる」というルールが無効になるものです。素通りも出来ません。

 要するにNPC召喚できる代わりに、毎ターン1マスしか移動できないと……。
 移動制約については、ロールプレイ的には「車酔いが酷くて長距離移動が苦手だから」という理由のようです(笑)。

 この制約を踏まえて、第4回のアクションを考えます。
 まず移動先。このターンでは制約があってもなくても前後左右1マスしか移動できないので、候補としては[G][J ][O][L]になります。
 その中で、第3回に平定済のアンティーヴ(L)ととくに用事の無いGA本部(O)を抜かして残りは2か所。リアでGAからのメッセンジャーが持ってきた情報(と依頼)にはこうありました。

・ネルガ(G):人口500人。5匹のドラゴンに襲撃されて壊滅。再襲撃の気配は無いが町はボロボロ状態。どうにかしてほしい。
・コールオ(J):人口200人ほど。ネルガ壊滅の知らせを受けて村民が動揺中。今のところこの村が襲われる可能性は低いと思われるので、村民の不必要な動揺を解決してほしい

 ……どちらに行ってもいいのですが、さて、どうしましょう?

 というところで第4回のアクションは以下の通りです。
(さらに…)

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「シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子」

■感想メモ。
「シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子」(三川みり・角川ビーンズ文庫)
シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫)
 幸福をもたらす砂糖菓子の作り手・銀砂糖師を目指して、美しすぎる妖精のシャルと旅をしている少女アン。銀砂糖師の称号をもらえるのは、年に一度の品評会だけ。今年こそは!と気合いを入れるアンだけど、材料の砂糖林檎は大凶作!!自分の分を確保するため、アンは砂糖菓子工房に下宿することに。大変な激務をこなしつつ、自分の作りたいモチーフを探すけど!?もう一度、夢が見たくなる物語と大評判!待望の第三弾。

 シリーズ第3弾。
 アンを妬んだり陥れようとしたりする職人たちの行動に始終イライラ。そんなことしてる暇があったら自分の腕を磨くべきだろうと思うのですが……。モラルに欠ける人間多すぎで、砂糖菓子職人というひとくくりでのイメージがガタ落ち、銀砂糖師だとか品評会だとかに対してもちょっと興ざめ。
 ちゃんとアンを助けてくれる人がいるのは救いですが……いい人な彼が直球で「いい人」だったのは疑り深かったと反省。本当、何の妨害もない場での対決が見てみたかったですね。
 気になるのはアンとシャルの間のこと。すれ違ってなかなか絡めないと思ったらあのラスト。あそこで終わりはなかなかにずるいです。

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りゅうたまキャンペーン最終回

■今日はTRPG「りゅうたま」のキャンペーンセッションの最終回でした。
 ゴブローチ神を倒すため、地底を進め!旅人達よ!
 てなわけだったのですが、波瀾の旅路。
 自分のPC(かわいいもの好きな自称ぬいぐるみ職人のクラフト)はコンディションが絶好調⇒1ゾロで【ハイ:4】(知力一段階下がる)⇒絶好調という推移をたどって良く分からないテンションに(ちなみに4面体ダイス+6面体ダイスでの判定だったので、ほぼクリティカルでないと(補正なしの場合)10以上の出目=絶好調にはならなかったのですが……)。
 ラスボス戦前の移動チェックに全員失敗してHPが半分に(Lv1地形だったので目標値6だったのに……)。唯一の魔法使いであるファーマーPCさんのキュアタッチの回復量が4人にかけたうち3人が1でほとんど回復できず。
 ということで敵が何もしないうちに戦闘前からボロボロになっているパーティ(笑)。
 必死の戦闘の末、何とかゴブローチ神にかわいいもの(と音楽)の脅威を味わってもらいつつ退場してもらったのでした。
 エンディングまで笑いの絶えないセッションでした。お疲れさまでした!

■拍手お返事
 >27日1時
 >魔刻記
 今回はマスターをお休みされてたり、お忙しそうですよね。
 私は最初にこちらの運営作品(忍獣伝)を知ったのが参加者さんのブログでしたので、元々アナウンスは少なめなのかなと思ってました。
 >ロストレイル
 本当に当選は運ですよね。軽く20倍とかなってたりすると、諦めモードです。
 でも高倍率のものに受かったらきっと「運を使い果たした!」と思っちゃうんでしょうね(笑)。

■どらあわアクション公開企画その3!

 第3回のアクションです。

 第2回の会誌に、第3回より開始のこしみずマスターのシナリオの初期情報が掲載されました。やった!

 内容としては、
 ”ひそやかな洞窟”でNPCたちに育てられている仔ドラゴンの育成をする数値処理メインの「育成側」、
 グリーンオールウェイズ(GA)からの依頼を受けて指定された村(初期情報では2か所)に赴く通常アクションの「平定側」
 の大きく分けてふたつに分かれているシナリオです。

 PCはGA所属であるため、また第2回までの流れから、平定側でアクションをかけることにしました。
 初期情報で書かれている村の情報は以下の通りです。

 ローム:人口200人ほど。戦線で疲弊したベオウルフ(※PCたち同様ドラゴンと戦える者を指す)達の心の傷のせいで村全体の空気が重い
 アンティーヴ:人口200人ほど。ドラゴンとの戦いに対する”反戦”の動きが生じている

 GAからの依頼は「平定」。選択肢にも「平定する」としか書かれていません。
 いったい具体的にはどうすればいいのでしょうか。
 「穏便な方法で」という注釈はありますが、いまいちぴんと来ません。
 一応選択肢には平定に行かずにGA本部で行動するものもありましたが、特にしたいこともなかったので平定に行ってみることにしました。

 手探りのまま書いたのが以下のアクションです。
(さらに…)

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思えば遠くへ来たものだ

■カテゴリ「日常徒然」の記事数が1000件を超えました。
 自分でもよくこれだけ書いたものだなぁなんて思ってしまいました(笑)。

■どらあわアクション公開企画その2!

 第2回のアクションです。

 第1回はXカテゴリ(没ありフリーアクション)でリア発行してもらえたものの、次回に繋がるような引きは特にありませんでした。
 そして初回選択肢のように「グリーンオールウェイズに関わる」専用のXカテゴリ選択肢も出ていません。
 それでも2回目もこしみずマスターに担当してもらいたい……。

 そこでこの選択肢でアクションをかけることにしました。

 X029900 その他の自由行動
 (担当:???/地域:???)
備考:既存のシナリオや行動選択肢などの枠にとらわれないアクションに挑戦したい、超上級者向けの行動選択肢です。自分の意志で世界を、物語を作っていきたいというコアでディープなプレイヤーにお薦めです。
 ただしアクションが採用されなかった場合は一切描写されず、不採用アクション用のリアクションが送付されます。
 すでに存在する行動選択肢で事足りる内容と判断されるアクションをこの行動選択肢に送った場合は、それだけで不採用になります。
 また必ず行動する地域番号を記入ください。行動する地域によって、採用率は変わります。

 超上級者向けとかコアでディープなプレイヤーとかものすごくハードルを上げる単語が並んでいます。
 恐ろしげですが、まぁこれしかないので仕方なく……。

 で、第2回のアクションは以下の通りになりました。
(さらに…)

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海の都

■ロストレイルのソロシナリオに初めて当選しました! なかなか受からなかったので嬉しいです。
 まったりできそうなシナリオなので、色々考えてネタを盛り込みたいです。

■拍手お返事
>26日1時
>魔刻記
 新作の案内とかはそんなに大きくやってなかったような気がしますね(私がわかる範囲では、前作参加者にメールで案内があったのと、前作サイト跡地でアナウンスがあったくらいでしょうか)。
 たしかに分かりづらかったかも……。募集期間内にブログで紹介すれば良かったですね……うっかりしてました。

■どらあわアクション公開企画その1!

 さて初回アクションです。

 参加マスター一覧を見て、前作でお世話になったこしみずアカリマスターのところにまた行きたいと思っていたのは前回書いたとおりです。
 しかしながら、こしみずマスターは初回はどのシナリオも担当しておらず、いきなり行き先に困ってしまいました。
 ここで別のシナリオに行くという選択肢もあったのですが、初期情報の中でこしみずマスターが担当していたリアクション2本(グリーンオールウェイズ関連)に載っていたXカテゴリの選択肢、

 X018804 グリーンオールウェイズのベオウルフとして行動する(担当:???/地域:???)

 ならこしみずマスターのリアが返ってくるのではないかと予想して、アクションをかけてみることにしました。
 (余談ですが、今作の「初期情報リアをランダム配布」はあまりいいシステムではなかったなぁと思います。自分のところにお目当てのリアが来る保証はないわけですし。実際、こしみずマスター担当のZ001800、Z001801はどらごにっく★あわー!支援wikiさんのおかげで読むことができました)

 ……そこまでは良かったのですが、年間目標が隠居とか言ってるPCですので、当面の行動計画みたいなものは何もありません。
 ひとしきり悩んだ後、とりあえずグリーンオールウェイズ(以下GA)のNPCに絡んでみることにしました。
 初回時点でGA所属NPCで登場済なのは代表のシスター・W、幹部の八住総司郎とジョージ・スチュワート。ただしジョージはテレビに出てた描写なので候補に入れず、残りの二人のどちらかで考えます。

 ……よくよく考えたら、八住さんの虚弱設定がPCと被ってるじゃないか!と気付いたのですが、逆に被ってる者同士でぶつかったら面白いんでは?と思い、八住さんに会いに行くアクションに決定。
 今思えば、シスターにしないで正解だったなぁと……(まさか年下の男の子を食べちゃう変態さんだとは思いもよらなかったのです。まぁシスターとほぼ同年代の志雨はそもそも守備範囲外だったでしょうが)。

 というところで初回のアクションは以下のようになりました。
(さらに…)

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「導紋のリーリ」

■感想メモ。
「導紋のリーリ」(蕪木統文・一迅社文庫)
導紋のリーリ (一迅社文庫 ふ 2-1)
 冴えない平和な日常から一転、いきなりヤクザの抗争に巻き込まれた高校生・薙長隆司。
 時を同じくして、謎の黒い兵に蹂躙される異世界のヴェルデーラ国では、リーリ姫が救世主を召喚するべく魔力の宿る刺青――導紋を発動させた……!
 凶暴凶悪なヤクザ・英カオルとともに、いきなり異世界に召喚された隆司の運命は――!?
 蕪木統文がおくる、異世界召喚ファンタジーアクションの決定版!

 異世界でお姫様が召喚魔法を使ったら、飛んで出てきたのが日本のヤクザ。異世界を割とすんなり受け入れたものの、マイペースに「ヤクザのやり方」を貫くカオルと生真面目な姫リーリとの噛み合っているようで噛み合ってない会話が楽しかったです。長ドス振り回して敵をなぎ倒しても意外と違和感ないですね(笑)。ヤクザ無双。カオルはカオルなりに仁義を通しまっすぐなところが良かったです。刺青の設定はちょっと無理があると思いましたが……。
 ……正直、主人公はカオルで良くて、隆司いらないですよね? たまに思い出したように謎解きに参加したりしますけど基本空気。おまけにいつまでも順応せずにぐちぐち言うばかりで、リーリに迷惑もかける。後半いきなり取ってつけたように活躍したりするのがなんとも。ラストも何だか後味悪かったです。カオルあんなに頑張ってたのに……。途中までは楽しかったのですが。

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「影執事マルクの彷徨」

■感想メモ。
「影執事マルクの彷徨」(手島史詞・富士見ファンタジア文庫)
影執事マルクの彷徨 (富士見ファンタジア文庫)
 「そやつ、エルミナの婚約者、らしいのじゃ」騒がしい列車の中で再び目覚めたエミリオは、エルミナが婚約破棄に向かう最中だったことを知らされ驚愕した。「―待って待って待って!カナメさん!その相手は―」慌てるエミリオに、カナメは瑠璃猫を思わす双眸で言い切った。「それでもエルミナは撥ねつけるつもりじゃ。私はそれにのった。私とエルミナの勝負につまらぬ横やりは許さぬ」二人の意志に圧倒されたエミリオが、早々とエルミナに身体を戻そうとしたとき。ピシンッ―、世界はまたもひび割れて…!?“アルス・マグナ”が導く時の中、カナメとエミリオは真実を追う。

 シリーズ第9弾は短編集。
 本編の中に短編を組み込んでいる構成が少し分かりづらいです。いっそのこと短編は短編で別扱いにした方が良かったのではないかと思います。現在の精杯編は次の巻で終わりだそうですが、あと1冊でちゃんと話がまとまるのかやや不安。
 短編の方はほのぼの・どたばた・コメディ多めで良かったです。こういう日常的なお話も良いですよね。特に好きなのは誕生日話。マルクが不憫だったり、カナメが可愛かったり。髪を切る話はオチがすぐ読めましたけど回り道してもきちんと着地するのがマルクらしくて良いです。

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「博物戦艦アンヴェイル2  ケーマの白骨宮殿」

■感想メモ。
「博物戦艦アンヴェイル2  ケーマの白骨宮殿」(小川一水・朝日ノベルズ)
博物戦艦アンヴェイル2 ケーマの白骨宮殿 (朝日ノベルズ)
 「アンヴェイル号の再建のために、快速の秘訣を教わってきてちょうだい」―長い旅を終えて王港に帰りついた少女騎士ティセルと道化のジャムは、王妃から新たな命令を授けられた。不気味な書庫船の番人たちが待ちかまえる。いっぽう青年艦長アルセーノは、宿敵を前に剣を抜き、大切な人が誰なのかを知る。困難を乗り越えた一行は伝説の白骨宮殿を求め、再び海に出た。

 シリーズ第2弾。
 サブタイトルの白骨宮殿へ赴くまでの話がやや長めでしたが、ジャム&ティセル、アルセーノ&グレシアの2組のカップルの描写がたっぷりあったのでにやにや分を補充してたいへん満足です。ジャムとティセルは二人きりになる隙をついてはいちゃいちゃしようとするのが微笑ましいというか何と言うか。「右手は(剣を握るので)だめだけど左手は繋いで欲しい」くだりが可愛らしくって好きです。
 白骨宮殿をめぐる冒険も見ものですが、個人的には王妃様が思った以上に一筋縄ではいかなさそうな人だったりとか、”魔法”の存在だったりとかの方が強く印象に残りました。ラストは波乱の前触れ的な引きでしたけど、次巻は再びほのぼのできるようになっていればいいなぁ。
 

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