「ロゥド・オブ・デュラハン」

■感想メモ。
「ロゥド・オブ・デュラハン」(紫藤ケイ・このライトノベルがすごい!文庫)
ロゥド・オブ・デュラハン (このライトノベルがすごい! 文庫)
 領姫の不可解な死の真相を追う傭兵アルフォンスは、死体を操る死術師と対峙し窮地に陥ったところを、白銀の髪の女に救われる。彼女の者の名はリィゼロット。永き時を生き、死の運命を弄ぶ者たちを狩る、精霊デュラハンの一人。漆黒の鎧を身に纏い、純白の大剣を振るいながら、彼女は不自然に歪められた命を狩りつづける。茫洋としたまなざしに、深い悲しみをたたえながら――。

 第3回このライトノベルがすごい!大賞・大賞受賞作。
 血みどろで人死にも多く殺伐としているものの、文章のおかげか割とさらっと読めました。1冊で綺麗にまとまっているのは好感が持てますが、その分、ストーリーを駆け足かつコンパクトにまとめてしまった感も。特に、因縁の相手の退場は、ここまで引っ張ってきてそんなにあっさり?とちょっと肩すかし。
 しかしながら、空気気味だったアルフォンスが盛り返す終盤からラストにかけての展開は希望のあるもので、読後感は良好でした。これでもうちょっと、濃い目に掘り下げがあればもっと良かったのですが。

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