「絵画の住人」

■感想メモ。
「絵画の住人」(秋目人・メディアワークス文庫)
絵画の住人 (メディアワークス文庫)
 国分寺駅から徒歩数分のところに、隠れ家のような画廊がある。名画の複製ばかりが飾られている、その小さな画廊には、ある特別な秘密が隠されているらしく―。高校を中退し、バイトで食いつなぐ諌早佑真は、ある日、美しい少女に導かれ、AOKI画廊へと足を踏み入れる。絵画には興味のない彼だったが、画廊のオーナーから頼まれ、雇われ画廊主を務めることに。しかし、働きはじめた佑真は、すぐあることに気づく。―この画廊の絵、生きているんじゃないか…。

 絵画の中から現れる物や人物たち。彼ら彼女らに主人公が振り回される様はどこか微笑ましいです。次はどんな絵から何が飛び出すのか?そういった楽しみもあります。
 題材となった絵は有名なものが多く、その説明も知っているものあり知らないものあり……ですが、説明の仕方が少々こなれてないなぁと感じる部分も。二章から四章の末には登場した絵画が掲載されていますが、モノクロなので分かり辛いのが惜しい。
 主人公が画廊を訪れ、画廊主となるまでの1週間の物語。続編をにおわすラストになっているので、続きが読めると良いなぁと思いつつ。

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